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日本文学
古今東西の書物が集う墓場にて。明治の終わり、消えゆくものたちの声が織りなす不滅の物語。花も盛りの明治40年--高遠彬の紹介で、ひとりの男が書舗「弔堂」を訪れていた。甲野昇。この名前に憶えがあるものはあるまい。故郷で居場所をなくし、なくしたまま逃げるように東京に出て、印刷造本改良会という会社で漫然と字を書いている。そんな青年である。出版をめぐる事情は、この数十年で劇的に変わった。鉄道の発展により車内で読書が可能になり、黙読の習慣が生まれた。黙読の定着は読書の愉悦を深くし、読書人口を増やすことに貢献することとなる。本は商材となり、さらに読みやすくどんな文章にもなれる文字を必要とした。どのようにも活きられる文字--活字の誕生である。そんな活字の種字を作らんと生きる、取り立てて個性もない名もなき男の物語。夏目漱石、徳富蘇峰、金田一京助、牧野富太郎、そして過去シリーズの主人公も行きかうファン歓喜の最終巻。残念ですがご所望のご本をお売りすることはできません--。【目次】探書拾玖 活字探書廿 複製探書廿壱 蒐集探書廿弐 永世探書廿参 黎明探書廿肆 誕生【著者略歴】京極夏彦きょうごく・なつひこ1963年生まれ。北海道小樽市出身。日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。2019年 埼玉文化賞受賞。2022年 「遠巷説百物語」で第56回吉川英治文学賞受賞。