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戦後日本において、防衛政策はいかなる内容で形成されたのか。そして自衛隊という軍事機構はいかに位置づけられてきたのか。日本独自の「文官優位システム」の問題を踏まえ、自主防衛中心か日米安保依存かという議論の経緯を、未公開史料とインタビュー史料を活用して追究。政軍関係の視点から、戦後日本の防衛体制をはじめて体系的に分析する。
防衛制度の成立をめぐる諸勢力の対抗/「文官優位システム」の確立
二次防と吉田路線の定着/自主防衛論と三次防成立
「中曽根構想」と四次防/「防衛計画の大綱」と「日米協力の指針」/総合安全保障論から日米同盟へ
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