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香川県東かがわ市馬宿の「西光寺の格天井画」・・・全カラーp104
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商品詳細情報
| 管理番号 |
新品 ：45779251320
中古 ：45779251320-1 |
メーカー | 5f3008149097ca | 発売日 | 2025-06-01 22:29 | 定価 | 1600円 | ||
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| カテゴリ | |||||||||
香川県東かがわ市馬宿の「西光寺の格天井画」・・・全カラーp104
西光寺は香川県東かがわ市馬宿にある寺で、寺号は潮耀山霊台院脊戸坊西光寺といい、宗派は浄土真宗西本願寺派である。寺の本堂の内部装飾には内陣の両余間の天井に極彩色の飛天（天女）図、外陣の正面と両脇の格天井に二〇一種の花鳥図が描かれている。天井画とは寺院や宮殿などの天井に描かれている絵をいいます。日本における天井画は、木造建築の特性上、創建当初そのままの建物が残っていないことがおおく、その始まりはよくわかっていません。安土桃山時代以後，極彩色もしくは墨で城郭や寺院の天井を飾り、寺院の天井画では水墨画による雲龍図や鳳凰や龍、鶴、孔雀、老亀、金亀、松などといった、吉祥をモチーフにして未来永劫の繁栄を願うものが多く、それに準ずるものとして、同じく「植物にその題材をとり」、植物を単体で、あるいは植物同士をうまく掛け合わせてその天井の限られた梁のあいだの一枡ずつ板部分にといった、本当に目を奪われるほどに美しい楽園や永遠への入り口が、ちりばめられています。植物によって、非殺生の教えや、自然とともにその豊かさを享受する思想などを教えるひとつのテキストのように、それらの天井画や奉納額といったものが、後人に利用されてきた背景とも照らして、その植物選びと描き方、そして配置されている建物内の位置の関係から、「仏教芸術のもっとも崇高な部分」を見るといった人もあるそうです。最近、江戸時代の絵師伊藤若冲が晩年手がけた幻の天井画が注目されています。京都市左京区の信行寺にあり、計１６８の格子面に１種類ずつ花が描かれた。「花卉（かき）図」と呼ばれるこの作品について、植物学者による品種の同定や、他の若冲作品との比較などを試みた書籍「若冲の『花』」が出版されました。今回、編集する香川県東かがわ市馬宿にある西光寺本堂の格天井画の筆者ははっきりしませんが、製作時期は寺伝にある本堂再々建の文政頃と思われます。画には、一部不鮮明な部分もありますが保存状態はよく、描かれた花鳥も外来種が少ないことからその名もほぼ判明しました。花は鑑賞植物又薬用植物が多く描かれており、当時の人々にとってよく目にする植物だったのでしょう。格天井画番号１８番のアサザ及び６８番のミズアオイは珍しく、現在香川県に野生としてほとんど残っていないものが、昔は引田にもあったものと思われます。１１０番のクマガイソウも昔は東讃の山地では見られたことと思いますが、現在は残っていません。江戸時代の花を眺めながら、昔の人が仏の心を宿し浄土への世界を夢見たことを思いだされてはどうでしょうか。先人たちの残された、このような立派な天井画は、この地域にとって貴重な歴史資料であり文化財であります。今後とも後世へ護り伝えていきたいものです。
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