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自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙や帯など経年変化はございます。ご理解頂ける方にご入札をお願い申し上げます。
「兄さん、死んでくれてありがとう」。十六年間絶縁状態だった兄の死を聞いた弟の胸裡に、破滅的な生涯を送ったその姿が甦る。敗戦後、特攻隊から復員した兄は博打と女に溺れ、一攫千金を狙ってさまざまな事業に手を出しては失敗を繰り返す。作詞家として成功しながら、巨額の借金を肩代わりし続ける弟。破天荒な兄に翻弄され、苦闘を強られた弟の愛憎と葛藤を描く、衝撃の自伝小説。
巻末に 石原慎太郎対談
レビューより
森田童子のことを書かれた本「血の歌」を読み、その流れでこの兄弟も読破。戦中生まれの僕の実父よりちょっとだけ上の世代が著者ということで、
時代背景的にクロスオーバーする懐かしいものを感じた。ストーリーは、ムチャ兄の悲惨さと、それをカバーする著者弟の関係性が描かれているが、
確かに昭和のあの時期は、そういう見栄や強情さ、男の強さを誇示する時代だったと思いだす。
令和の今だと、全く違う時代になってしまったが。
僕の世代(アラフィフ)がリアリティを感じて読める最後の世代であろう。
作者はなにゆえそこまで兄を憎むのか。お金が原因であることはわかるが、冒頭で詳細は記述されない。兄は戦争の犠牲者なのだろうか。人間は極限状態の苦痛を味わうとその事実を口にできなくなる。兄の影響があったからこそ、今のなかにし礼氏があるということは否めない。兄は終戦時に一度自分を殺したのではないか。国家をはじめとしたすべての人類と人間の所業に、人間の正直さを押しつぶされたのではないか。
北海道の風景描写は作詞そのものだ。にしん漁の記述は「すごい」のひとことに尽きる。ぐいぐいと引き込まれる。この本を読んでよかったと思う。
お金があると失うもの、お金がないと得ることができるもの。借金王の兄が迷惑をかけたのは弟である作者だけではないだろう。周囲の人たちみんなが苦労をかけられたことだろう。
全体をとおして「すさまじい」のひとことに尽きる。なかにしの、兄が、悪〜い奴なんだよね、コレがさ。悪いというか、、どうしよーもないってゆーか。。。借金作りまくって、弟の礼にすべて被せるっていうね。ひどい。ニートとかならまだマシ、みたいな。そんな、兄弟の内情をせきららに書いててほんとーに面白いっす。石原裕次郎との出会いも
すごい。