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「おまけのこ しゃばけ4」 平成19年12月 文庫5刷
「やなりいなり しゃばけ10」 平成25年12月 文庫初版
「なりたい しゃばけ14」 平成29年12月 文庫初版
「とるとだす しゃばけ16」 令和 元年12月 文庫初版
定価 478円~630円+税 322頁~336頁
<やなりいなり> 今回は、各編の最初に料理のレシピが配され、そのユーモアたっぷりのレシピが面白くっておいしそう。いつものように、体を心配されて自由に外に出られない若旦那が、こんな食べ物を食べていたんだなとほっこりする。いや食べているのは、家鳴りや他の妖したちの方が多いのか。「こいしくて」やけに外が騒がしい。結界を張るはずの橋姫が居なくなってしまったと言う。「やなりいなり」家鳴たちの大好物のお稲荷さん(食べ物)に絡んで大騒動。「からかみなり」雷が落っこちた。こちらは本当のかみなりの子供。「長崎屋の卵」夕まぐれ・会魔時、空から玉が落っこちてきた。それを追って百魔たちもやってくる。「あましょう」友人の栄吉が修行する貸家に言って巻き込まれる事件。
<なりたい> いつものように寝込んで居る若旦那のの元に神様を呼び込んで宴会をする。来世の生まれ変わりを約束してくれるが、気にいらなければ、そこは神様。日の本の神は、祟り神でもある。ともかく、次の世界でなりたいものたちの連作。「妖になりたい」「人になりたい」「猫になりたい」「親になりたい」「りっぱになりたい」。
<とるとだす> 息子思いの長崎屋の主・藤兵衛は、薬種問屋の会合で体にいいと聞く薬を勧められるままに飲んだ挙句倒れてしまう。「とるとだす」藤兵衛は勧めれれるまま、多数の薬を飲み倒れてしまった。若旦那の一太郎はその薬品を吐き出させようと翻弄する。「しんのいみ」一太郎が気が付くと、謎の島に来ていた。でもなぜこの島に来ていたのか自分の名前も目的も忘れてしまっていた。蜃気楼の島での話。「ばけねこつき」父親を治す薬があるという。その代わりに、化け猫が付くという娘との縁談を勧められる。長屋の女将さんたちのパワーに圧倒されるあやかしたち。「長崎屋の主が死んだ」狂骨というおぞましあやかしがやってきた。その目的は。「ふろうふし」父の病を治すために、常世の国に行くはずだったのだが、着いたのは神田明神。そこで不老不死の薬を求めての戦いに巻き込まれる。
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個人の蔵書なので、すべて一読はしています。すべて自分で読むために購入した本です。
経年劣化などはご理解ください。