【SFと科学をつなぐ】 SFの成果を現実の科学技術に基づき平易に解説する良書だ。科学的な新規発想こそは SF の生命線だが、果たしてそれらがどの程度可能なのか、あるいは逆の視点で現代技術がどれほど SF に近づいたのかは SF 愛好者のみならず現代人の関心事の一つだろう。ともすれば未来は何でも可能だと思ったり、あるいは全て絵空事だと思ったりと両極端の人が多いが、SF が現実の科学に豊富なアイデアを提供してきた事実はもっと知られなければならない。 本書の巻頭は近年関心が高まっている軌道エレベーターで始まる。その後、大まかなジャンル分けに従って、過去の SF に現れた技術が紹介される。それは技術説明であると同時に SF への良い案内となっており、SF を読みたいがどれから始めて良いか分からないという人には格好の参考書となるだろう。近年、環境問題などを機に科学に対する反感が強まっているが、科学とは本来人間を新しい世界に導く明るさがある。この本を読めば、まだ科学にはやるべきことがいくらでもあると思うだろう。
SFという人類の文化的資産を再検証。それらに登場する科学技術をジャンル別に通観し、未来科学の展望を語る。また、実際の最先端科学がどこまでSFに追いついているかという疑問にも答える、SF文学ガイド+未来科学概論。
【目次】 第一章 宇宙開発 【軌道エレベータ】【エキゾチック・プロパルジョン】【太陽系開発】【テラフォーミング】【恒星間飛行】【宇宙改造】 第二章 医学 【人工冬眠】【臓器移植】【サイボーグ】【ヒト・クローン】【性転換】【脳移植】【不老不死】 第三章 生命科学 【有用生物の創生】【動物の知性化】【絶滅動物の復活】【バイオハザード】【人工進化】【宇宙生物学】【SETI】 第四章 コンピュータ/ロボット工学 【人工知能】【究極のコンピュータ】【汎用人型ロボット】【特殊環境ロボット】【マイクロ/ナノ・マシン】【フォン・ノイマン・マシン】 第五章 情報/通信 【ネットワーク社会】【新メディア】【新伝送媒体】【メモリー媒体】【人工言語】【脳/コンピュータ連接】【情報生命】【情報理論】 第六章 エネルギー 【核エネルギー】【太陽エネルギー】【量子ブラックホール】【対消滅】【フリー・エネルギー】 第七章 環境 【都市】【人口】【環境汚染】【地球温暖化】【気象制御】【宇宙的カタストロフィ】 第八章 ファーアウト物理 【慣性中和】【反重力】【フィールド推進】【テレポーテーション】【ワープ航法】【タイムマシン】【人間原理】
【SFと科学をつなぐ】 SFの成果を現実の科学技術に基づき平易に解説する良書だ。科学的な新規発想こそは SF の生命線だが、果たしてそれらがどの程度可能なのか、あるいは逆の視点で現代技術がどれほど SF に近づいたのかは SF 愛好者のみならず現代人の関心事の一つだろう。ともすれば未来は何でも可能だと思ったり、あるいは全て絵空事だと思ったりと両極端の人が多いが、SF が現実の科学に豊富なアイデアを提供してきた事実はもっと知られなければならない。 本書の巻頭は近年関心が高まっている軌道エレベーターで始まる。その後、大まかなジャンル分けに従って、過去の SF に現れた技術が紹介される。それは技術説明であると同時に SF への良い案内となっており、SF を読みたいがどれから始めて良いか分からないという人には格好の参考書となるだろう。近年、環境問題などを機に科学に対する反感が強まっているが、科学とは本来人間を新しい世界に導く明るさがある。この本を読めば、まだ科学にはやるべきことがいくらでもあると思うだろう。
【SFに登場する科学の考察と現代の最先端科学の未来の予測】 この本では、様々なSF作品に登場する科学技術の考察と現代の最先端科学の未来予測が宇宙開発、医学、生命科学、コンピュータ/ロボット工学、情報/通信、エネルギー、環境、ファーアウト物理の八つの分野でなされており、書かれている内容もかなり興味深いものがあります。私自身文系出身で、特に高校生の頃理数はかなり苦しみましたが、そんな私でもこの本はあまり難しい方程式や理論などが使われていない事もあってすんなりと読む事ができ、ずいぶん楽しめる内容であると感じました。取り上げられているSF作品のうち、私も何冊かは読みましたが、タイトルは知っていたけれど読んでないまたはこの本を読んで存在を初めて知ったという本の方が多くありました。この本の最後に載っているSF関連作品リストを見ると、「こんな作品にも○○の科学技術について書かれてあるんだ」と認識する事が出来ます。作品によっては今では入手困難となっているものもあるようなので図書館とかで読んでみようかと思っています。SFに登場する科学技術を知ってみたいと思う方、または現代の科学技術は未来にどうなるのかあるいはどうなっていくべきなのかを知ってみたい方はこの本を読む事をお薦めします。21世紀初めの年のほぼ早い時期に出版された本だけに、科学の未来に対する意識を持つのには最適な本です。
【こんな本は初めて読んだ】 何年かに一冊くらいの頻度でハードSFが読みたくなる。ガイドブックがわりに本書を読み始めて驚いた。たとえばディレーニイの『バベル‐17』(未読)を代表作として取り上げた「人工言語」の節など、優れた読み物だと思う。 「SF小説──とりわけハードSFと呼ばれるものを中心に、その科学・技術的なアイデアに解説を加えたものは、国内ではあるいは初めてかもしれない」と著者は自負している。初めてかどうかを見定める知識と経験はないが、少なくとも私はこんな本を読むのは初めて。荒俣宏さんの『理科系のための文学案内』(だったかな)がこれと似た雰囲気を漂わせていたような気もするけれど(そういえば、八幡書店の本を読むのも確かこれが初めて)。 本書を読んでベアとイーガンの二人のグレッグがやはり気になった。で、いまグレッグ・イーガンの『祈りの春』を読んでいる。絶品。
【SFを最新の科学で大胆に検証】 昔から面白い本を書く著者だが、今回も面白い本を書いている。有名なSF作品に登場する宇宙開発、生物科学を検証する。人工知能や脳科学などメインストリーム科学のSF的考察は他の本でもやられている。新世紀未来科学はメジャーな最新科学のほかに、反重力やフリーエネルギーなど科学界では厄介者扱いの異端分野にも偏見なしに最新の研究を踏まえて検証している。単にSFは近い未来に現実になるという楽天的な見方だけでなく、地球温暖化や人口爆発などの現代的で深刻な問題も取り上げている。最新科学を一冊にまとめている面白い本なので、SFファン以外の人でも十分楽しめる本だといえる。巻末の文献リストも必見である。
一通り通読・チェックのうえ出品してますが細かい見落としがあるかもしれません。
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◆クロネコネコポス(A5サイズで2冊程まで1㎏以内、1~2冊200円、3~4冊400円、5~6冊600円(3冊以上は複数個口発送になります)、補償あり・配達記録あり【ネコポス詳細】
※ヤマト運輸規定によりネコポスで発送できない場合は他の発送方法になる場合があります。
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※補償のなしの発送で万が一トラブルが起きた場合はなにとぞご容赦ください。
※ネコポス・ゆうメール・定形外・レターパックは配達時間指定は出来ません。
※ポスト投函となりますので荷物が到着した際、投函口に入りきらない場合は配達員が直接戸口に置いていくか持ち帰ることがあります。
※こうした際、盗難・紛失の可能性もありますのでよくよくご思案のうえ発送方法を選択してください(ただしレターパックプラスは手渡し)。
※不安なようでしたら補償がある宅配サービスで承ります。
【かんたん決済詳細】
まことに申し訳ないですが上記かんたん決済以外でのお支払いはお断りさせていただいてます。
SA~Eまで7段階評価。「´」で下降修正(たとえば「B´」だとCより上B未満という具合)
基本ラインとして「C」ランクを中古屋においてる程度とします。
各状態詳細「激重→大→中→小→微小→なし」(右にいくほど状態良好)
SAは「新品ビニールラップ・未読未視聴」。Sは「新品・数読視聴程度」とします。
当方が基本的に扱うのはオークションお取引品、中古屋流通品、友人よりの譲りもの
がほとんどですのでSA・Sランクはあまりないと思ってください。
※月に一度の出張に出てる場合は帰宅後にお取引メールさせていただきます。
※基本的に振込み確認時または商品の発送完了をもって評価します。
※複数落札された方への評価返答は特にお申し出がない場合は一つとさせていただきます。
※休日にまたがるお取引の発送は休み明けになる事が多いのでご了承ください。
※評価内容によっては入札の取り消し・削除させていただく場合があります。
※稀に在庫切れの場合がございます。その際は返金・代品で対応いたします。
※送料・発送等は取引会社の約定改定により予告無く変更される場合がありますのでご注意ください。
※他にご質問・ご要望などございましたら気軽にお尋ね・ご相談ください。