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「平蔵の首」 2014年 9月 文庫初版
「平蔵狩り」 2016年 12月 文庫初版
「闇の平蔵」 2019年 10月 文庫初版
定価 560円~720円+税 350頁~393頁
<1> 鬼平の素顔をあばきたい悪党ども、この秘密を逆に生かして悪党どもを捕らえる、鬼平。鬼平・密偵や、悪党どもの騙しあいは、スパイ小説を見ているようだ。内容に触れると、ネタがばれそうなので各話のタイトルだけ記す。「平蔵の顔」「平蔵の首」「お役者菊松」「眉玉おりん」「風雷小僧」「野火止」。ところで巻頭に時刻の比較などの表があるのは興味深い。明け六つを6時として読むのが時代小説を読むのにはらくだが、日が登る前の明るくなる時刻が明け六つ。夏至の明け六つが4時前であると知れば、以下に江戸町人が早起きだったか分かる。このとき木戸が開き、納豆売りたちが長屋に来て、長屋の住人は、飯を炊き始める。もうひとつ、付録の対談で、挿絵について触れられていたが、なんとこの本の挿絵も、本家”鬼平”の挿絵も描いたのは、著者の実の父親という事。
<2> 弟1巻では、平蔵の姿を隠した上で、本人探しで盛り上げた。この巻では、第3編あたりはその楽しさを味あわせてくれるが。長谷川平蔵のもうひとつの実績、人足寄せ置き場の献策が取り上げられている。微罪で捉えられた者たちに、手に職を着けさせて市井に戻すという政策だ。今日本の刑務所の基本姿勢と同じだ。ただ実際は再犯率が5割に迫り、それが本当に機能しているかは問題だが、ともかく理想に燃えた施設であった事も確かだ。「寄せ場の女」人足寄せ場で起こった不正を探る。「刀の錆」寄せ場に新しく灰行った女からの情報で、刀商の押し込みが明らかになるが、そこにもうひとつ仕掛けがあった。これは平蔵が一枚上手。「仏の玄庵」評判のいい医者だが、往診した後に盗賊が入る。その仕掛けは。「平蔵狩り」京都からやってきた娘は、20年前に”本所の平蔵”と名乗っていた男を捜す。確かに長谷川平蔵は20年前に京都に居た。「鬼殺し」店に押し入った男は確かに”鬼”だったという女中。「黒法師」信州から江戸に拠点を替えた盗賊一味。その一人がつなぎをつけてくる。その真意は。弟1巻でも触れられているが、著者の父親は挿絵作家として”鬼平犯科帳”の挿絵を描きづずけ賞も得ている。さらに著者は、当時からの知り合いで、仲人までしてもらっているという。因縁というか、遺髪を継ぐというか、堂々の新シリーズ。
<3> ひどい嵐の夜、深川の酒問屋に押し込み強盗が入った。6人も殺害した極悪非道のこの男、長谷川平蔵ら火付け盗賊改や町奉行所役人の暗殺計画を立てているという。「飛鳥山」よくある仇討ち芝居で人を集めた真の狙いは。「鎌風三蔵」牢屋敷の近くで火付けがその目的は。他のシリーズの主役近藤重蔵の若き日の姿も。「闇の平蔵」火盗あらためなどに恨みを持つものを集めているという噂に密偵を送り込む。「可久あるべし」前篇で、度胸ある女を演じた可久が、平蔵の顔を見分けるために盗賊に雇われる。「あいやも半次郎」おなじく可久の度胸ある物語。「音締めの松」盗賊ごっこをしていた子供たちが利用される。
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個人の蔵書なので、すべて一読はしています。すべて自分で読むために購入した本です。
経年劣化などはご理解ください。