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「潜謀の影 お髷番承り候」 2010年 10月 文庫初版
「奸闘の緒 お髷番承り候2」 2011年 4月 文庫初版
「血族の澱 お髷番承り候3」 2011年 10月 文庫初版
「傾国の策 お髷番承り候4」 2012年 4月 文庫初版
「寵臣の真 お髷番承り候5」 2012年 10月 文庫初版
「鳴動の徴 お髷番承り候6」 2013年 4月 文庫初版
「流動の渦 お髷番承り候7」 2013年 10月 文庫初版
「騒擾の発 お髷番承り候8」 2014年 4月 文庫初版
「登竜の標 お髷番承り候9」 2014年 10月 文庫初版
「君臣の想 お髷番承り候10」 2015年 5月 文庫初版
定価 629円~640円+税 317頁~349頁
<2> 若くして将軍になった4代将軍・家綱は、実権は老中などに奪われ、さらに子のない家綱の跡目を狙い、弟の綱重、綱吉とその取り巻きが暗躍する。大奥でも、自分の派閥の娘に子をなさそうと迫ったり、さらにはその命を狙うという陰謀も囁かれる。唯一心を許せるのは、かつての遊び役で、今は、唯一将軍に刃物を当てられるお髷番になった深室賢次郎だけだ。家綱から大奥や家重・綱吉の不穏な動きを探るよう密名する。しかし、将軍直属の家臣の存在を邪魔に思い、次々に刺客を送ってくる。さらには、賢次郎を妬み、邪魔なものと思う腹違いの兄まで刺客を送ってくる。
<3> まだ跡継ぎのいない将軍家綱。もし将軍が亡くなれば、将軍位は弟の綱重か綱吉が継ぐことになるのだろうが、すでに二人の生母や、その家臣とされた元直心旗本たちが、主君を担ぎ、浪人たちを雇って襲わせたりと血を見る争いになっていた。しかし弟達は二人とも、支配者にいただくには不足のある人物だった。家綱は、誰よりも信をおく賢次郎に、両者への密使として言葉を伝えたが、その内容を探り出そうと両家の家臣団が賢次郎を襲う。将軍家綱の治世を全うするため賢次郎の小太刀が奔る。
<4> 紀州藩主・頼宣が動いた。家康の子で家綱には大叔父に当たる。もしここで家綱が死ねば、その発言力は絶大だ。大奥にその刺客を送り込み、機会を虎視眈々と狙う。家綱の弟達が、将軍位を継ぐに値しないとなれば自らがそれを狙う。一方、家綱が唯一心を許す賢次郎はまだ若い。そして、家光から扶育を任された松平定信がついに病でなくなる。
<5> 深室賢次郎は、あえて将軍家綱に紀州藩主・頼宣を襲った浪人者たちが居た事を伏せて、家綱から登城停止を言い渡される。寵臣から外れたと憶測した甲府・館林の将軍の弟達はまたしても刺客を送り、実家と婿入り先も義絶を届け出る。けれどまだ幼いと思っていた深室の妻は、賢次郎を支えてくれる。その中で、自分が家綱に対してどういう態度をとるべきなのか新たな決意をする。けれどその間にも、新たに策謀に加わった黒鍬組(武田氏の元忍で甲府宰相に付く)、根来者(紀州の忍者集団、現藩主と跡取りに付くか迷っている)の襲来もある。
<6> 四代将軍家綱は、まだ若く健康ではあるが、継嗣の誕生を見ていないので5代将軍の座をめぐり、家綱の弟たち(綱重・綱吉)の家臣や実母が策謀をめぐらし、家康の実子でまだ存命(60歳)の頼宣もその座を虎視眈々と狙う。さらに父を邪魔者に思う紀州家の跡継ぎも根来者を遣い毒殺まではかる。根来、黒鍬、大奥などの思惑が入り乱れる中、深室賢次郎はただ家綱一筋にご奉公を考える。襲い来る魔の手を打ち破り、ひたすら自分の信じる道を突き進む賢次郎の闘い。
<7> 綱吉の側室が黒鍬者の娘だったのでそこに付いた黒鍬者は、綱重の実母を襲うが失敗。それに恨みを抱いた用人が、黒鍬者つぶしを図る。黒鍬者と伊賀者、伊賀者同士の確執など闇の者同士の闘いがある。一方、筆頭老中の安藤は、己の先が短い事も知っており、家綱のためにも執政の掃除に取り掛かる。巻き込まれた感じの賢次郎だが、出世の噂の噂と嫉みで、再び実兄・松平主馬に襲われる。婿入り先の、娘との祝言も近づき、それも娘の様子も気にかかる。
<8> 家綱の御台所が懐妊したという噂が、駆け巡る。将軍・家綱が知る前に、城下までその噂が広がる。5代目誕生か、妊娠も定かでないうちに動き出す人々。将軍お気に入りの深室賢次郎に、腕ずくでもその真実を吐かせようとするものが居た。賢次郎が知るところではなかったが、これは、老中の仕掛けた罠だった。紀州・甲府・館林まど、5代将軍を狙う者たちや、そこに取り入る者たちをあぶりだす。けれど囮にされた賢次郎も傷つく。
<9> 将軍家綱の正室懐妊の噂の踊らされた者達が動き出す。寵臣賢次郎もそこに巻き込まれる。甲府宰相の用人兵庫を返り討ちにしたことを、堀田備中の守の操られた目付たちが調べだしたのだ。中の悪い兄は義絶、婿養子に入った深室家も厄介者として追い出そうとする。けれどその深室家の当主の不手際から、家が潰されようとする。賢次郎の取る道は。
<10> 全10巻完結。賢次郎が、ただ襲った敵を斬っただけなのだが、奏者番や、甲府宰相の付け家老に踊らされた目付は、深室家の当主を取り調べる。三祢は、賢次郎を追い出し、類が及ばないようにする。けれどその三祢が攫われ人質とされ賢次郎を誘い出す罠が仕掛けられる。上様の他に守るべきものを持った賢次郎は、単身罠の待つ廃寺に乗り込む。最大の見せ場。そして若き家綱も動く。手元におきたい賢次郎を、あえて、研鑽のために遠国奉行に任じたのだ。政を取らなければならない将軍と、若き旗本の成長物語、ここについに大団円。
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