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今日、三島が死んだ。俺は高校を辞め、教護院から放逐された。1970、あてどない漂流が始まる。衝動を持てあまし、世界との齟齬を感じながらも、俺は小器用に大人たちと渡りあってゆくことができた。そんなある日、俺は幼馴染の女と再会する。ささやかな幸せに満ちた同棲生活。しかし俺は、刹那を生きるアウトローたちとの暮らしこそを、望んだのだ。花村萬月、入魂の自伝的長篇。
レビューより
著者自叙伝小説とされる。幼いころに父親を失くし、都営住宅で母親と貧しい暮らしをしいられた吉川惟朔。小学校もろくに通わず、悪い仲間と付き合い、やがて少年院や児童福祉施設に送られる。施設から通っていた高校も退学する。万引き、暴力、たかり、女、クスリ、そして自慰に耽る荒んだ生活をおくる。小学校の時の同級生の幸子と巡り合い、立ち直る兆しも見られたが裏切る行動に出る。そして、ヤクザな世界にも入りかけるが。悶々としたものを惟朔の心理の中に伺えるような気がする。苦い。。。。今となっては相手の女性に同情を禁じえない。
自伝的小説ということでカテゴリは「自伝、伝記、ノンフィクション」にする。内容は養護院から放逐された僕が紆余曲折を経て、ヤクザなスナックでバーテンをしているところまでが「青の時代」上巻である。印象に残るのは薬中の文ちゃんの常軌を逸している行動である。その後の文ちゃんが気になってしょうがない
今、日本の文学者で一番文章が上手いと思うのは花村萬月だ。その筆力によって、痛み、快感、味、ざらつき、恐怖、不安、空しさ、といった感覚がリアルに甦る。数奇な人生を歩んだ花村氏の自伝的小説。グイグイ読める。下巻が楽しみ。