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初版帯付 養老孟司 ミステリー中毒 双葉社刊
2000年7月10日初版 双葉社発行 帯付
ロス・マクドナルド、スティーヴン・キング、馳星周からマイケル・ギルモアまで、多彩な作品の裏側にそれを生んだ社会を見る。解剖学者のユーモアと明晰な論理のメスがミステリーの見方を一変させる、読書エッセイ集。
『唯脳論』、『身体の文学史』など、革命的ともいえる硬派な評論で知られる解剖学者の養老孟司がミステリーファンとは意外かもしれない。著者は40年間にわたって相当数のミステリーを読破してきた。守備範囲もディック・フランシス、スティーヴン・キング、馳星周からダン・シモンズ、マイケル・ギルモアまでと実に広い。
「謎解きは自分の仕事だけで十分である。謎なら生物界にいくらでもある。そちらに熱中したら、推理小説はいらない」と序章で言いつつも、著者は「ものを考えるため」にミステリーを読む。たとえば「法廷小説」の章では、第1段落でダリアン・ノースやジョン・グリシャム、ペリー・メイスンといった法廷ものに触れながら、思索は奔放に突き進む。アメリカにおける裁判のゲーム性、裁判と科学の類似点、日米の比較言語論…。あげくの果てに「哲学は証拠を要求された時に自然科学という形態をとった。法がそれ自身の証拠を要求されたときに、どのような『証拠主義』をとるのであろうか」と結ぶ。
本書は単なるミステリーレビューではない。ミステリーファンにとっても濃い中身ではあるものの、まったくミステリーの本が登場しない章さえあるし、より多くのページが背景にある社会や文化について割かれている。だが、それがおもしろい。本書の魅力は、端々に書きとめられている、鋭利な刃物で一刀両断したような縦横無尽の評論なのではないか。そうした個性をおもしろいと思える人には、この上なく知的興奮を誘う社会批評である。齋藤聡海
養老孟司
日本の医学者、解剖学者。東京大学名誉教授。医学博士。ニュース時事能力検定協会名誉会長。神奈川県鎌倉市出身。 2003年に出版された『バカの壁』は450万部を記録し、第二次世界大戦後の日本における歴代ベストセラー5位となった。
【状態】
経年劣化により焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。