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東野圭吾★ガリレオ・シリーズ（直木賞受賞）★ 文春文庫
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商品詳細情報
| 管理番号 |
新品 ：66424183451
中古 ：66424183451-1 |
メーカー | 85497ab747be3 | 発売日 | 2025-06-03 06:18 | 定価 | 1400円 | ||
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| カテゴリ | |||||||||
東野圭吾の作品リスト
レディースの製品
「容疑者Xの献身」 ２００８年 ９月 文庫４刷
「ガリレオの苦悩」 ２０１１年 １０月 文庫３刷
「真夏の方程式」 ２０１３年 ５月 文庫２刷
「虚像の道化師」 ２０１５年 ３月 文庫初版
定価 ６４８円～７００円＋税 ３７６頁～４７５頁
＜容疑者Xの献身＞ シリーズ第3作で初の長編。２００６年第１３４回直木賞受賞作品。
突然訪ねた来た元夫を殺してしまった母娘。彼女らに同情したアパートの隣室の男が、その隠蔽工作を申し出る。その男は湯川と同学年でお互いにその才能を認め合った仲、いまは高校の数学教師をしている。元夫だった男は母親が昔勤めていた店を訪ねていることを知り、刑事・草薙は母娘のアパートを訪問し、隣室に住む男にも事件当夜の話を聞く。当然何も気が付かなかったと答えるのだが、草薙は男が帝都大学卒業だということに気が付き湯川にその話をする。湯川は懐かしくその男のアパートを訪ね昔話などをして過ごす。事件の方は、元妻の母親が怪しいと思うのだが、そのアリバイがなかなか崩れない。湯川の友人の数学教師はほとんど天才に近かった。彼の作ったトリックとは。
このトリックは、すばらしい。そして、馬男木賞を取るだけにその構成も素晴らしい。
＜ガリレオの苦悩＞ 物理学者・湯川学が、謎を解くガリレオシリーズのオリジナル短編集。各篇のタイトルは当て字だがその読み方には納得。一旦は、もう警察には手を貸さないといった湯川だが、新しい女性刑事キャラクターの登場で再び登場。
「落下る」マンションから女性が降ってきた。殴られた後もあり殺人か自殺か迷う。女刑事・薫は女の勘で容疑者を絞るのだが、その容疑者は女が落ちてきたとき下にいたことが明らか。そこにトリックはあるのか。「操縦る」湯川の恩師が作った密室。なぜこんなことを企てたのか。「密室る」ペンションでの密室。何故湯川にその謎の解決を依頼したのか。「指標す」ダウジングを信じる少女が、事件の鍵となる犬の死体を発見する。「攪乱す」湯川と警察に挑戦する男。物理的機会は陳腐だが、犯行声明の時間的トリックは。さすがに物理的、機械的トリックはネタが尽きたか。推理小説に慣れていない1時間枠のTVドラマなら視聴者が見ているのは訳者の顔だけだからこれでもいいが、”金田一少年”や”コナン”を読んで育った世代にとっては鼻で笑うようなトリックだろう。さすがに作者もそれは分かっているようで、トリックはむしろフェイクでその裏に隠された動機や人間ドラマを主眼に描いている。
＜真夏の方程式＞ ガリレオ・シリーズの長編。。夏休みに玻璃ケ浦の伯母の家で過ごすことになった小学５年の少年恭平は、列車の中で変わったおじさんと出会う。彼は、海底資源の開発をめぐって地元で開催される説明会に参加するガリレオ（湯川学）だった。開発賛成派とみられ、反対派からは警戒されるが、彼にとっては開発賛成でも反対でもなかった。きちんと調査しそのうえで決定するというのが科学的思想だと思っていたからだ。ともかく説明会とその後の調査について協力することになったが、開発会社丸抱えではなく、地元の旅館に泊まることにする。それが恭平の伯母の家だった。この地王は、一時は別荘開発などでにぎわったこともあったが、今では旅館も観光施設もほとんど廃業の危機にあった。ついでに、その旅館の娘は開発反対派。そしてその夜に事件が起こる。ただ一人のもう一人の同宿者が行方不明になり翌日死体となって見つかったのだ。地元の警察・県警は事故として処理しようとしたが、死んだのが元警視庁捜査一課の刑事で、いまの管理官の先輩であったことから、管理官はその死体に疑問を覚え、捜査することになる。宿泊者名簿に湯川の名前を見つけた管理官は、いつもの草薙刑事に湯川に連絡を取り、捜査協力を要請するように命じる。いつもは渋る湯川だったが、今回は積極的に捜査に協力しようといってくれた。容疑者に心当たりがあるようだ。ただし、県警にはそのことを知らせないように言い含める。草薙たちは、東京で死んだ元警察官が過去に扱った事件について調べ始める。すると、旅館経営者の家族とのつながりが見えてきたのだ。少年の短い夏休み、変わり者の湯川との交流は。
＜虚像の道化師＞ オリジナル短編集。「源惑す」新興宗教の幹部が窓から転落死した。雑誌記者が見ていたが、教祖は手も触れていないのに男は突き飛ばされる様に窓から落ちたのだ。「透視す」投資術が人気のホステスが殺される。「心聴る」幻聴を聞いて人を襲った男。その同じ職場では数か月前に自殺したものや、耳鳴りに悩む女性社員も。「曲球る」全盛期を過ぎた投手の妻が殺された。犯人は行きづりの強盗で、すぐに捕まったが、選手は。「念波る」双子の姉妹の片方が襲われて意識不明に。残された妹はそれを感じたというが。「偽装う」人気の作詞家の死体が別荘で発見される。発見したのはその娘。「演技る」叙述トリックをうまく使ったトリック。その他にも2・3のトリックをぜいたくに使った逸品。
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個人の蔵書なので、すべて一読はしています。内容等でご質問がある場合も受け付けます。
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