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残酷な棄老伝説を通して
人間の矜持と生と死の尊厳を極限まで問う名作。
「お姥(んば)捨てるか裏山へ裏じゃ蟹でも這って来る」
雪の楢山へ欣然と死に赴く老母おりんを、孝行息子辰平は胸のはりさける思いで背板に乗せて捨てにゆく。残酷であってもそれは貧しい部落の掟なのだ――因習に閉ざされた棄老伝説を、近代的な小説にまで昇華させた「楢山節考」。
目次
月のアペニン山
楢山節考
東京のプリンスたち
白鳥の死
解説・日沼倫太郎
本書収録「楢山節考」より
その次の夜、おりんはにぶりがちの辰平を責めたてるように励まして楢山まいりの途についたのである。宵のうちに明日みんなが食べる白萩様もといでおいたし、椎茸のことも、いわなのことも玉やんによく云っておいた。家の者達が寝静まるのを窺って裏の縁側の戸をそっとはずした。そこで辰平のしょっている背板に乗ったのである。……
レビューより
なんだこれ、めちゃくちゃおもしろい
読もうと後回しにしていたのを後悔しました。
尊厳死とは何か
有名な姨捨山の話。私自身、読む前は老人たちを騙したり無理やりに山に捨てに行くと勘違いしていましたが、主人公は家族の食い扶持を減らすために自ら率先して山に向かう覚悟を持った人物です。作中には予想通り死ぬのが怖くなって山からおりてくる人や無理やり山に捨てられる描写もあります。驚くような風習と家族愛の美しさだけでも本作品は純粋に楽しめます。
超高齢化社会の今だからこそ読むべき作品
養老猛さんが、戦後文学の金字塔といっていたので、読んでみた。
1983年に映画化された「楢山節考」
ロケ地となった新潟県糸魚川市の海谷渓谷へ行ったことがあります。誰ともすれ違うことのないさみしい山の中でした。シカがいました。
「神の住んでいる楢山は七つの谷と三つの池を越えて行く遠い所にある山であった」
本作を読む人は何を求めて読むのでしょう?そして読後
罪悪感は消えた?癒しはあった?
「白鳥の死」
白鳥は渡り鳥の白鳥ではなく正宗白鳥のことです。賢い者も阿呆の者も美しい者も醜い者もどんなに地位や権力があっても死ねば誰でも同じ物。死骸はもうなにもいらない。
正宗白鳥は「人生永遠の書の一つ」といいきった。とあります。