美品 同時代を撃つ情報ウオッチング１ 立花隆　警世のジャーナリストが明快な理論と分析で迫る社会時評集。情報の背後に隠れた真実を抉った

自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。ご理解頂ける方にご入札をお願い申し上げます。

立花 隆
同時代を撃つ―情報ウオッチング

警世のジャーナリストが、明快な理論と分析で迫る話題の社会時評集。毎日、さまざまのメディアからさまざまのニュースが供給されている。そんな情報に疑問を感じないだろうか。第2次情報を中心に扱う著者がウオッチする主たる対象は、目に見える現象の背後に隠された、より高次の現象ないし構造である。あふれる情報の背後に隠された真実を抉った名著！

目次
１９８７．１．２４～３．２８（世界に拡大するチェルノブイリの食糧汚染；情報飢餓症への処方箋；甘い日本人のエイズ認識；質の高い英字紙の国際ニュース；本音は日本経済の弱体化　ほか）
１９８７．４．４～６．２７（間近に迫る発展途上国とアメリカの破産；無気味な情報化社会のコンピュータ犯罪；通説をくつがえす古い情報の新情報；強力に存在するレーガン批判勢力；貿易不均衡の真因は欧米経済の弱体化　ほか）
１９８７．７．４～９．２６（世界を破綻させる脅威の人口爆発；反共勢力にばらまかれてきたサウディの秘密資金；広がる地下水汚染を取り締まれ；米の生産に競争原理を導入せよ；農水省の悪政の尻ぬぐい　ほか）
１９８７．１０．３～１２．１９（マゾヒズムとして発現する権力者のＳＭ嗜好；日本の安全は中立を貫くこと；人間の獣性を解き放つ社会状況；ビザンチン帝国なみの日本の政治；英国諜報機関の内幕を読む　ほか）

レビューより
日本はいま史上最高の経済的成功をおさめ、政治は安定し、社会は繁栄し、一見なにもかもうまくいっているように見えるが、ちょっと裏にまわってみると、この繁栄は書き割りの舞台装置のごとく、見かけだけのものにすぎないことがすぐわかる。 　しかし世の中、舞台裏を見抜ける観客はほとんどいない。大多数は、華麗な舞台に酔って、イリュージョンとリアリティを取りちがえている。書き割り細工など、ちょっと火をつければすぐにめらめらと燃え上がり、あっという間に灰燼に帰してしまう代物であるということに気がつかない。