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東京大学出版会発行、1974年3月15日発行(初版)、3刷(1976年1月)、336頁、2800円(当時)。
ISBN3047605995149
○目次
破瓜病者の文化的背景 荻野恒一 1
農村の分裂病‐‐病態精神地理学の試み‐‐ 石福恒雄 25
分裂病と神経症との境界例について 笠原嘉/加藤雄一 51
分裂病者における自己と他者‐‐境界へのかかわり方を通じて‐‐ 小見山実 73
分裂病者の言語とコミュニケーション 井村恒郎/木戸幸聖/臼井宏 99
妄想と言語 宮本忠雄 129
精神分裂病状態からの寛解過程‐‐描画を併用せる精神療法をとおしてみた縦断的観察‐‐ 中井久夫 157
精神精神分裂性精神病者と自画像 藤縄昭 219
身体と自己‐‐分裂病的身体経験をめぐって‐‐ 木村敏 243
分裂病症状機構に関する一仮説(その二)‐‐「置き去り」効果について‐‐ 安永浩 275
能と精神病理学‐‐能に現われた憑依状態について‐‐ 村上仁 317
○編者紹介
荻野恒一:東京都精神医学総合研究所、精神病理学
石福恒雄:東京医科歯科大学、精神神経医学
笠原嘉:名古屋大学医学部、神経精神医学
加藤雄一:名古屋大学医学部、神経精神医学
小見山実:東京医科歯科大学、神経精神医学
井村恒郎:協和病院付属精神衛生問題研究所、精神医学
木戸幸聖:日本大学医学部、精神神経医学
臼井宏:日本大学医学部、精神神経医学
宮本忠雄:自治医科大学、精神医学。
中井久夫:名古屋市立大学医学部、精神神経科
藤縄昭:京都大学教養部、精神医学
木村敏:名古屋市立大学医学部、精神医学
安永浩:東京大学医学部付属病院分院、精神医学
村上仁:兵庫医科大学、精神神経医学
○状態
40年前に刊行された古本ですが状態は良好で、口部・天部にヤケがある程度です。書込みや折れはありません。今や名を並べることも少ない綺羅星のごとき執筆陣による統合失調症(当時、精神分裂病)の機序症状に関する稀少な論集をお安くお譲り致します。