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真言易行道 織田隆弘 密門会出版部  密教 定価1,980円

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管理番号 新品 :69281282440
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メーカー 5923b 発売日 2025-06-01 10:15 定価 1180円
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真言易行道 織田隆弘 密門会出版部  密教 定価1,980円

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正純密教から絶対他力易行道が生まれることは先輩宣徳一人として説かなかったことです。 易行成仏道の教学を確立するために、私は経証(経論に示された証拠)を得たいという祈りの日々でした。 処女出版『難病を救う真言密教』にも書きました。戦災にあった昭和二十年五月二十五日の朝、焼け跡に立った時に、無常観の正しさを実感し、 人間世界そのままが業界の現象(あらわれ)であると思うと共に、如来の願力に救われたということから自然に念仏が流れ、 このような生活が暫く続きました。親鸞の名は知っていても、その教理の何たるかは学ばなかったのですが、 無常観に徹した心は、すがすがしい感じがありました。これは仏教信仰のお蔭です。

 郷里に避難し、帰ってから大日如来の加持の心境に無理なく転じたのは、ある老人から贈られた真宗聖典を繙ひもどき、 親鸞聖人の「阿弥陀如来とは自然法爾のことなり」という意味の言葉を知った時です。 自力聖道も他力易行も同じ、弥陀の本願廻向と法身大日如来の「加持」とは同意別称と思いつつ心に懸けてきましたが、 さすが本願力のことは真言宗の経典にはなく、他の大乗経典にもないようだから、意味は同じでも、単独で用いることには勇気を要したものです。

 高野山大学学長の故伊藤真城先生にこのことを話したところ、その通りである、加持力も本願力も同じだと共感されたことが、 私の今日を戴く勝縁であったのです。その後、高野山宗団の唯一の機関紙『高野山時報』の社説で、 近頃諸々の新しい宗教が簇出ぞくしゅつする中に、 真言宗は絶対他力易行道であるなどと唱えるものもあると酷評された時に、社説氏に抗議してその理由を求めようとしたのですが、 教学に理解のない者には語るのも無駄だ、それより堂々と一冊の本にして、その教証を示そうと思い立ちました。 そして、先徳の念仏往生論をたどり真言宗中興の祖とされる新義真言宗の覚鑁かくばん上人の真言念仏をはじめ、 高野山の学僧が法然上人の門下と交渉されたこと等を知りました。覚鑁上人、明遍、道範の説は、自力観念の念仏であり、 観念の浄土論と知り、親鸞聖人は西方浄土が実在すると解釈されたと了解したことです。浄土教では目的は往生極楽であり、 親鸞の真宗では如来の本願力を信じた一念は往生決定して安心に至るという教えであるのに対し、大日如来の誓願は、 指方立相の西方浄土ではなく、大日如来の加持を信ずる衆生は生存中に成仏することなのです。 これが大日如来の大悲本願であり、それは三密によって表わされるのです。 阿弥陀如来とは、法蔵菩薩が曠劫の昔から修行されて本願を成就し、菩薩から阿弥陀如来になられ西方の極楽浄土で現在も説法していると説かれる、 報身仏としての如来であります。しかし、近頃は法身如来(方便法身、法性法身)と解釈するために弥陀の四十八願と限度を設け、 その中で第十八願を本願とするのに比し、法身大日如来は、その誓願を文字の箇条分類でなく、曼荼羅によって表現し、 一切衆生にしたがって現世利益を施されている諸仏の誓願として表現しているのです。 文字を知らない時代の衆生が曼荼羅の説明を聞いて自然に有り難いという信心が起こる方法をとったのです。 曼荼羅は如来の心にある徳を開いたものですが、心とは、人間の身体に限った世界でなく、宇宙一杯の心であり、 心の他に別世界が在るとしたものではありません。

 

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