初版set 川奈まり子 実話奇譚 奈落/赤い地獄 ホラー 怪談

【詳細】
初版set 川奈まり子 実話奇譚 奈落/赤い地獄

実話奇譚 奈落 2018年12月6日初版 竹書房発行
赤い地獄 2014年9月1日初版 廣済堂出版発行

奈落
「口もとが犬の鼻面のように前に突出し、白目がない…真っ黒な二つの目が私を睨み付けた」~「降霊怪談顛末記~あとがきに代えて」より
徹底した現地調査から浮かび上がる恐怖! 実話怪談集!
「わたしを写すと化け物が写る」――心霊スポットで写された自分の顔がどれもこれも凄まじく破壊されていて…まえがきで語られる自身に起こる怪異の数々のほか、家庭内の虐待ゆえにいつも「死にたい」と言っていた中学生の姉、ある夜起きた出来事で…「姉」、ある女優を模した人形の末「人形」など、徹底した取材で綴った実話怪談39話を収録。「拙作の実話奇譚は黄泉への恋文」(あとがきより)――奈落の暗闇をのぞいているつもりが、のぞかれているのは――あなただ。

赤い地獄
これが初ホラー作品とは思えない筆力! ホラー漫画家外薗昌也先生も一読して「怖ッ! ! 」と慄いた作品。お墨付き
川奈まり子の、初ホラー小説! 実際に著者が遭遇した肝の冷える恐怖体験を元に、人間の業と欲と色が織りなす深くて赤黒い闇の底を描き出す。寝苦しい夏におすすめの、奇妙で淫靡な物語集。 ホラー作家・岩井志麻子氏「書いた作家だけではなく、書かれた怪異そのものに色気がある」と推薦いただいています!
夫の浮気相手とおぼしき女性をつきとめた香織。その美しい容姿と異様な“赤不浄”に引き込まれ…(「きよら」)。駆け落ちした二人が気づいた隣家のベランダに置かれた匣、声だけの子供たち。いつのまにか姿を消した彼女はどこへ行ったのか?(「ぱんどら」)。衝動的にマネージャーを刺殺し赤い水たまりに何を見た?(「赤い靴」)、そして本作を書くきっかけともなった“八王子”での奇怪な幼少時代から今に至るまでの実際の出来事(「八王子」)の4編を収録。すべて著者の実体験が元となった、奇妙で淫靡なホラー小説集

川奈まり子
東京都生まれ。女子美術短期大学卒業後、出版社デザイン室勤務、フリーライターを経て31歳でスカウトされる。結婚を機に引退後、山村正夫記念小説講座で本格的に小説を学び、2011年『義母の艶香』(双葉文庫)で小説デビュー

【状態】
経年劣化により焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。
※ 奈落のカバーと最終20頁程度角に折れ跡が御座いますが通読に問題は御座いません。