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つかこうへい正伝 1968-1982
長谷川康夫
70年代から80年代初めにかけて、『熱海殺人事件』『蒲田行進曲』など数々の名作を生み出した天才演出家つかこうへい。だが、その真の姿が伝えられたことはなかった―。つかの黄金期に行動を共にした著者が、風間杜夫ら俳優、および関係者を徹底取材。怒涛の台詞が響き渡る“口立て”稽古、当時の若者の心をわしづかみにした伝説の舞台、つかの実像を鮮やかに描き出す唯一無二の評伝!講談社ノンフィクション賞、新田次郎文学賞、AICT演劇評論賞トリプル受賞!!
目次
2010年7月12日未明
第1章 つかこうへいの誕生
第2章 演劇界への船出
第3章 プロへの助走
第4章 ブームの胎動
第5章 「教祖」への道
第6章 頂点でのピリオド
レビューより
稽古ではハンパない罵倒を繰り返し、気に入らない役者はその場で降板させてしまう「狂気」とその降ろした役者への「優しいフォロー」などエピソードは尽きない。しかも、「演劇論はとにかく表現のディテールのほうが楽しくなってくる」ゆえの「口立て」は逆に文章表現が苦手だったとの指摘はまさに的を突いているし、さらに直木賞までとった小説、エッセイも実は「口立て」で著者たちに口頭でネタを提供し、書きあがった原稿にびっしり赤を入れて、さらに清書させるという創作術、しかもエッセイの中身はほぼすべてが虚構という告白は、「つかへい腹黒日記」「つかへい犯科帳」を愛読していた身としては少なからず驚かさせた。
とにかく脚本家が書いているので面白い。
事実を書いているのだろうがこれこそ「つかさん」が口述筆記させている気がするのだ。満足する1冊だ。