初版 ホームズ鬼譚~異次元の色彩 山田正紀/北原尚彦/フーゴハル クトゥルーミュトスファイルズ 創土社 ラヴクラフト

【詳細】
初版 ホームズ鬼譚~異次元の色彩 山田正紀/北原尚彦/フーゴハル クトゥルーミュトスファイルズ 創土社

2013年9月1日初版 創土社発行

1つのクトゥルー作品をテーマに3人の作家が小説、ゲームブック、漫画などの様々な形で競作するオマージュアンソロジーシリーズ巻末には原作の冒頭(荒俣宏訳)を掲載

宇宙からの色の研究・山田正紀著
「異常な状況下における拘禁性神経障害とその呪い」という専門分野のために、私は法廷に召喚された。その法廷の被告人は、ある男性をライヘンバッハの滝へ突き落した容疑で告発されていた。男性の名はシャーロックホームズ、被告人の名はコナン・ドイルだった

バスカビル家の怪魔・北原尚彦著
17世紀半ば、ダートムアの地に隕石が墜ちる。夜の荒れ地はぼうっと燐光を放ち、果樹園では異常なほど大きな果実が実る。荒れ地の草を食べた羊は凶暴化したという。この地を治めるバスカヴィル家の領主ヒューゴー・バスカヴィルは魔犬に頭を食いちぎられ、以降一族に不吉な死が続く…

バーナム2世事件・フーゴ・ハル著
2011年の春、アメリカのマサチューセッツ州アーカムにあるミスカトニック大学で、J・H・ワトスン博士の未発表の手記が発見された。内容は19世紀末のロンドンで起きた怪奇な殺人事件をめぐるものだった。迷宮状に枝分かれしている文章を少しずつ読み進め、ワトスン博士と共に捜査するようにして、事件の謎を解き明かす、新感覚ゲームブック

山田正紀
1950年生まれ。1974年、SFマガジンに『神狩り』が掲載され注目を浴びる。星雲賞を通算4回受賞する他、日本SF大賞、本格ミステリ大賞と日本推理作家協会賞を受賞するなど、SF、伝奇、ミステリー、冒険小説と幅広いジャンルで活躍

北原尚彦
1962年生まれ。青山学院大学理工学部物理学科卒業。『死美人辻馬車』などヴィクトリアン幻想譚を得意とする。翻訳家でもあり、コナン・ドイルやホームズ関係書、アメコミにまで至る

フーゴ・ハル
イラスト、ゲームデザイン、著作をひとりでこなし、独特の作風で知られるゲームブック作家

【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。