日語文学「新世紀の英語文学:ブッカ―賞総覧2001－2010」高本 孝子他共編 開文社出版 2011年

日語文学「新世紀の英語文学:ブッカ―賞総覧2001－2010」高本 孝子・加藤 洋介・池園 宏 (共編) 開文社出版 2011年10月31日初版発行 2800円+税 392頁 0.65㎏ 21.8×155×2.5㎝ ハードカバー カバー付き

【内容紹介】イギリスの最も権威ある文学賞、ブッカー賞の過去10年間の作品を完全網羅!2001‐2010年の全受賞作品および有力作家の作品についての論考16編に加え、全最終候補作品60編のあらすじをカバーした本書は、英語小説の最近の動向を知りたい人にとって必携の書。
【目次】過去１０年間のブッカー賞／『ケリー・ギャングの真実の歴史』におけるトマス・カーナウの真実の歴史／空腹と食欲の物語ーヤン・マーテル『パイの物語』／モードとスウの関係についての考察ー『フィンガースミス』と『いばら姫』から見えてくるもの／『ヴァーノン・ゴッド・リトル』における視線の暴力／破局への序章ー『オリクスとクレイク』におけるリアリティーの崩壊／「豪奢な不思議の国」の客人ーアラン・ホリングハースト『美の曲線』／「虚構の家」-コルム・トビーン『巨匠』の“内”と“外”／ジョン・バンヴィルの『海』の方法／コナン・ドイルの虚構の伝記と探偵小説ージュリアン・バーンズ『アーサーとジョージ』／人間としての生き方を求めてーカズオ・イシグロ『わたしを離さないで』／帝国との共犯性という遺産ーキラン・デサイ『喪失の継承』／ヘガティ家の罪と罰ーアン・エンライト『集い』／「人間」になりたかったホワイト・タイガーー自己検証の旅／『ウルフ・ホール』とインギリッシュネスートマス・クロムウェルにおけるステートとネーション／「非現実な現実」を描くおとぎ話ーＡ・Ｓ・バイアット『子供たちの本』／アイデンティティを求めてーハワード・ジェイコブソン『フィンクラーの問題』／ブッカー賞２００１-２０１０年ー受賞作および最終候補作全梗概